ニュース 政治 作成日:2011年11月7日_記事番号:T00033575
馬英九総統は4日、来年1月の総統選に向け、地方での一般家庭に宿泊し庶民派をアピールする「ホームステイ」戦略を開始した。最初の宿泊先は、一家に民進党縁故者が多い台中市豊原区の果物農家で、野党支持勢力への浸透を図りたい思惑も見え隠れする。5日付中国時報が伝えた。

宿泊先の江春円氏(90、前右2)は馬英九総統(左)に高得票での当選を祈願したお守りを手渡した(4日=中央社)
馬総統が宿泊したのは、陳水扁政権で国家安全会議(国安会)の副秘書長を務めた江春男氏の実弟に当たる江文盛氏の実家。江春男氏は民進党陣営の重要人物だったほか、父親も民進党の熱心な支持者だ。一方で、おいの江啓臣・元行政院新聞局長は来年1月の立法委員選に国民党から出馬することになっている。
江春男氏は「馬総統は単に宿を借りただけだで、政治の話はしない」と述べたが、今回の訪問に選挙対策の意味合いがあることは明らかだ。
豊原区は、昨年の直轄市長選挙で民進党が優勢だった地域で、馬総統は今回のホームステイと江啓臣氏の立法委員出馬で、形勢逆転を狙っている。
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