ニュース 食品 作成日:2011年11月7日_記事番号:T00033581
中国最大の即席めんブランド「康師傅」を展開する台湾系企業、康師傅控股(香港上場)は4日、「ペプシコーラ」を生産する米飲料大手ペプシコ・インクが中国国内で保有する飲料工場24カ所を株式交換で取得すると発表した。ペプシコは康師傅の株式5%を取得する。5日付蘋果日報が伝えた。

今回の株式交換は、炭酸飲料分野に進出を図りたい康師傅、中国市場で累積赤字を抱えるペプシコの利害関係が一致したと言える。康師傅は茶飲料、ペットボトル飲料水などで中国で市場シェア首位に立っており、今回のペプシ工場買収で、炭酸飲料分野にも本格進出する。ペプシコは将来的に康師傅への出資比率を20%まで高め、協力関係を強化する意向だ。
ペプシコは中国に1981年に進出し、工場30カ所を保有しているが、過当競争の飲料業界で苦戦しており、同社の中国法人3社は今年、2億人民元(約25億円)近い赤字を計上する見通しだ。
国泰証券の王冠頴アナリストは「株式交換は現金による買収に比べ有利で、康師傅にとっては炭酸飲料分野の不足を補える」と指摘した。
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