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CSC4号高炉、来年末から4カ月の大規模補修


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年11月7日_記事番号:T00033583

CSC4号高炉、来年末から4カ月の大規模補修

 中国鋼鉄(CSC)傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)の第2号高炉が来年末に竣工・稼働するのに合わせ、CSCの第4号高炉(粗鋼の年産量260万トン)が同時期、大規模補修に入る。期間は115日を予定し、費用は40億~50億台湾元(約104億〜130億円)を見込む。同高炉が炉を停止しての補修に入るのは1996年の操業開始以来で初めて。7日付工商時報が伝えた。

 CSCは、第4号高炉は前倒しで製品を供給するため、補修期間中、川下メーカーへの影響はないとしている。CSCは現在4つの高炉を持ち、粗鋼の年産量は計約1,000万トン。加えて中龍の第1号高炉(年産量250万トン)が昨年初めに稼働している。中龍は第2号高炉の建設を進めており、2013年1月に火入れ式を行う予定だ。年産量はさらに250万トン増える。

 CSCによると、中龍の第2号高炉稼働後は熱延鋼板の年産量が100万トン増えて、現在の300万トンから400万トンに達する。中龍は今後、海外市場開拓に注力する方針で、熱延鋼板は日本や中国、東南アジアなどへの輸出が占める割合を50%以上に高めたい考えだ。