ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年11月7日_記事番号:T00033584
欧州各国の財政危機やタイの洪水、中国での生産能力過剰などの影響で、輸出市場に影響が出る中、中国鋼鉄(CSC)はこのほど、川下メーカーから減産を求められ、12月は受注が伸び悩む見通しであることから、同月に20%以内の減産を実施することを決めた。川下のめっき鋼大手の燁輝企業(YP)、盛餘(SYSCO、センユースチール)も、来月から減産に入るとしており、減産幅は20%を超える見通しだ。5日付工商時報が報じた。

CSCが前回減産したのは2008年第4四半期~09年第1四半期にかけてで、減産幅は25~30%に上った。
川下メーカーは同時に、CSCが今月末に発表する来年1月と2月の台湾域内向け価格を一定程度引き下げるよう求めている。ただ、第1四半期は通常、鉄鋼業界のオフシーズンに当たる上に、来年は1月中に春節(旧正月)を迎えるため、各社の業績低迷に拍車がかかりそうだ。
YPとセンユースチールによると、中国でめっき鋼板コイルの低価格競争が続く影響で、今月は受注が予測を下回っているほか、12月の受注はさらにひどく、通常の10~30%しかないという。そこで損失を減らすため来月から20%以上の減産を予定している。
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