ニュース 社会 作成日:2011年11月8日_記事番号:T00033604
2004年1月に和欣客運の高速バスに乗車中、急ブレーキによりトイレで転倒し、頚椎損傷で障害を負った日本人乗客Aさん(58)が同社などを相手取り損害賠償を求めた裁判で、最高法院は7日、上訴を棄却し、同社と当時の運転手が被告に474万3,000台湾元(約1,230万円)余りの損害賠償を行うよう命じた差し戻し審判決が確定した。8日付自由時報などが伝えた。
Aさんは台湾に出張中、台中から桃園空港に向かう高速バスに乗車中、トイレに入ったところ、運転手が南カン(カンは山の下に坎)IC付近で信号無視車両を避けるため、急ブレーキをかけ、その弾みで転倒。Aさんは頚椎を損傷し、全身がまひする障害を負った。
Aさんは1,816万元余りの損害賠償を求める訴えを起こしたが、台湾高等法院台中分院での差し戻し審は、Aさんが「走行中に立ってはいけない」という規則に違反していたとして、3分の2の責任を負うべきと判断し、損害賠償額を算出した。自賠責保険による賠償140万元を合わせ、Aさんは合計614万元3,000元余りの賠償を受け取ることになる。
刑事裁判では、運転手が業務上過失障害の罪で起訴され、懲役2月半(罰金支払いで服役免除)の判決が確定している。
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