米通信キャリア、スプリント・ネクステルのダン・ヘッセ最高経営責任者（ＣＥＯ）は７日に来台して宏達国際電子（ＨＴＣ）本部を訪問し、来年第４世代（４Ｇ）通信規格の端末向けに40億米ドルを投じると表明するとともにＨＴＣとの関係を引き続き緊密化する姿勢を示した。ＨＴＣ最大の携帯電話供給先となっているスプリントは第４四半期からアップル「iPhone 4S」の取り扱いを開始しており、ＨＴＣとの関係を薄めるのではないかとの見方が出ていたが、これを打ち消した格好だ。８日付経済日報が報じた。
ヘッセＣＥＯは「ＨＴＣ製品に対する当社顧客の満足度は高く、来年、当社におけるＨＴＣ携帯電話の販売台数は非常に大規模なものとなる」と語り、両社の関係について「１プラス１は３以上の提携効果がある」と期待感を示した。
