ニュース 社会 作成日:2011年11月9日_記事番号:T00033630
立法院は8日、飲酒運転に対する厳罰化を柱とする刑法改正案を可決した。今後は飲酒運転が発覚した場合、2年以下の懲役に加え、20万台湾元(約52万円)以下の罰金が課される。さらに飲酒運転で事故を起こし、被害者に重症を負わせた場合は5年以下の懲役、被害者死亡の場合は最高7年の懲役が課されることになる。刑法改正の背景には先月新北市消防隊員の女性(27歳)が勤務中に飲酒運転の車にはねられ、左足を切断する事故に遭ったことから、飲酒運転に対する罰則が軽すぎて抑止効果が発揮できていないとの不満が高まったことがある。9日付蘋果日報が報じた。
飲酒運転に対する刑事罰は、1999年に飲酒運転発覚で1年以下の懲役、3万元以下の罰金との規定が設けられ、08年には罰金額が15万元に引き上げられた。しかし飲酒運転による事故で死亡した人の数は09年に397人、10年は419人、11年も9月までで318人と減少には至っていなかった。
ただ今回の改正に対しても「1人殺して懲役7年は軽すぎる」と、依然罰則が不十分との声も聞かれる。
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