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医療機器調達談合、4病院を捜索


ニュース 医薬 作成日:2011年11月9日_記事番号:T00033639

医療機器調達談合、4病院を捜索

 医療機器代理店の博而美国際(TBMS)が関連企業とともに台北市、新北市の公立病院が発注する医療機器の入札に参加し、談合の末、落札していた疑いが強まったとして、板橋地検は8日、同社と新北市立聯合医院三重、板橋院区、台北市立聯合医院仁愛院区、台北栄民総医院を一斉捜索した。また、関係者14人に出頭を求め、事情を聴いた。9日付中国時報が伝えた。

 問題となった入札案件は、2002年から08年にかけての4件の医療機器調達に関するもので、TBMSは関連企業2社とともに入札に参加し、形式上競争入札の形を取り、談合で落札していたとみられる。

 また、捜査の過程で、TBMSは受注獲得に向け、医師に賄賂(わいろ)を送ったことを示す記録が見つかった。一般に病院の調達案件では10%程度のリベートが支払われるとされ、検察は4件の調達にわたり贈収賄がなかったかについても調べを進めている。