ニュース 運輸 作成日:2011年11月9日_記事番号:T00033640
高雄市の陳菊市長は8日、同市が計画している環状軽軌鉄道(ライトレール、LRT)と水岸(ウォーターフロント)軽軌鉄道の敷設について、「来年10月に着工し、2014年に第1期路線の開通を目指す」と表明した。第1期路線はウォーターフロント部分で、第2期となる環状軽軌部分は、台湾鉄路(台鉄)の地下化工事に合わせて進め、19年の開通を見込んでいる。総額165億台湾元(約430億円)を投じる計画だ。9日付工商時報が報じた。

高雄市は高雄港に、港湾物流機能に加え、文化や流行の発信地、主要観光地として発展を期待している(高雄市リリースより)
第1期となるウォーターフロント部分は、高雄市前鎮区の台湾鉄路(台鉄)整備工場〜都市交通システム(MRT)西子湾駅の全長8.7キロメートル区間で、建設費は83億9,800万元。
高雄市は、高雄港エリアで高雄世界貿易展覧中心、海洋文化・流行音楽センターなど大型建設プロジェクト4件(総工費150億元以上)を計画しており、陳市長は「現在中央政府が認可している軽軌鉄道だけではBOT(建設、運営、譲渡)案の誘致に不利」などとして環状軽軌と水岸軽軌の結合を決めたと語った。両路線を合わせると全長は22.1キロメートルとなる。

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