聯発科技（メディアテック）は８日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）世界最大手、Facebook（フェイスブック）と戦略提携し、メディアテックの準スマートフォン向けミドルウエアプラットフォーム「マウイ・ランタイム環境（ＭＲＥ）」にポータルサイト「フェイスブック」のサービスを組み込むことで合意したと発表した。「ヤフー奇摩」や中国の「百度」との提携に続くもので、これによりメディアテックは新興市場における自社ソリューションの採用拡大を狙う。９日付経済日報が報じた。
メディアテックのＭＲＥプラットフォームは、現在主流の第３世代（３Ｇ）ではなく２Ｇにスマートフォン機能を搭載した端末を対象としている。
メディアテックの荘承德副総経理は、今回の提携により、携帯電話ブランドはさらに豊富な機能を備えた端末を開発できるようになり、新興市場の消費者に、より低価格でソリューションを提供できると話した。
なおメディアテックの携帯電話ソリューションは昨年、インド市場で約40％のシェアを占めたが、フェイスブックとの提携で今後50％以上に拡大すると見込んでいる。
