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催眠薬スティルノックスで中毒、死亡例3人


ニュース 医薬 作成日:2011年11月10日_記事番号:T00033662

催眠薬スティルノックスで中毒、死亡例3人

 睡眠薬「スティルノックス」の乱用による中毒が睡眠薬中毒の15%を占め、これまでに3人の死亡例が報告されている。中には1週間に1,000錠以上を服用している例もあった。医療関係者は「不眠症は原因を治療すべきで、睡眠薬中毒を避けるため、飲みすぎてはならない」と警告している。10日付蘋果日報が伝えた。

 台北栄民総医院で9日に行われた学習会では、同医院毒物科の楊振昌医師が1986年から08年までの22年間にわたり集計した睡眠薬中毒の統計を紹介した。楊医師によると、スティルノックスによる中毒は死亡率が5%だが、常習性が高く、使用には注意が必要だという。服用者は、年齢別では20~39歳、男女別では女性が多かった。

 スティルノックスは即効性があるため、服用者が多く、乱用を招きやすいとされる。中毒になると、昏睡状態に陥ったり、嘔吐、吸入性肺炎などを起こすことがあり、心肺機能が弱い人の場合は、呼吸ができなくなり死に至るケースもあるという。