ニュース 石油・化学 作成日:2011年11月10日_記事番号:T00033666
台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)で排出される有毒物質のうち、「第1級発がん性物質」に分類されるヒ素の排出量が中部地区5県市の全体排出量の55%を占めることが、行政院衛生署の資料を分析した結果明らかになった。このほか、カドミウムで40%、水銀で29%、鉛、ダイオキシンで20%を占めた。10日付自由時報が伝えた。
中興大学の荘秉潔教授らが第6ナフサプラント第4期の資料を分析したところ、同プラントがある雲林県沿岸部の口湖郷、四湖郷、麦寮郷、台西郷では、男性の直腸がん、白血病による死亡率が高いことも分かった。
ダイオキシンの濃度は、プラント周辺の口湖郷、四湖郷、麦寮郷、台西郷、東勢郷、褒忠郷、崙背郷で高かった。
荘教授は「プラントの煙突に対する監視測定を強化し、有害物質の排出量を確定すべきだ」と指摘した。
ただ、台プラ側は「誤解ではないか。第6ナフサプラントの生産過程で(指摘のような)発がん性物質は生成しない」と述べ、データ内容に疑問を呈した。
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