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ウルトラブック低迷、エイサー・ASUSが発注4割削減


ニュース 電子 作成日:2011年11月10日_記事番号:T00033681

ウルトラブック低迷、エイサー・ASUSが発注4割削減

 米インテルが提唱する薄型軽量ノートパソコン「ウルトラブック」の販売状況が思わしくないため、受託メーカーによると、宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)が発注量を4割引き下げた。10日付電子時報が報じた。

 この受託メーカーによると、両社は当初、試金石として投入する初代機種で年内25万~30万台販売を見込んで発注を行っていたが、このほど15万~18万台への下方修正を伝えてきた。なお受託メーカーは、実際の販売台数は多くても10万~15万台で、製造原価に販売コストを加えると赤字になると予想している。

 両社のウルトラブック第1弾は、エイサーが「Aspire A3」を小売価格3万1,500~4万2,000元と、価格重視で投入。ASUSはデザインと技術力をアピールし、SSD(ソリッドステートドライブ)搭載「ZENBOOK」4機種を3万6,000~4万9,000元で販売している。聯想集団(レノボ)、東芝などは12月に発売する計画だが、出荷量は多くない見通しだ。

 業界関係者は、ウルトラブック市場が本格化するのは2012年5月以降で、購買意欲が高まるのはマイクロソフト(MS)の次期OS(基本ソフト)「ウィンドウズ8」発売後、同年10月ごろと予想している。