ニュース 政治 作成日:2011年11月11日_記事番号:T00033690
最近政界で行政院農業委員会(農委会)や教育部の「不可解な」政策が批判を浴びる中、呉敦義行政院長は10日の閣議で、農委会を「無能の極致」、教育部を「細かいことを気にしすぎ」と厳しく批判した。11日付蘋果日報が伝えた。
まず、やり玉に挙がったのは、市民が借りていた林野を農委会林務局が裁判まで起こして回収したものの、その後荒れ放題となった問題。これについて呉行政院長は「無能の極致であり、こんなひどいやり方は国家が最も恐れることだ」と語気を強めた。
このほか、農委会が予算不足を理由に低所得世帯の児童への牛乳の無料提供を中止し、選挙に回す費用がありながら、補助を打ち切るのは問題だと野党から批判を受けた件についても「安易な決定だった」と批判した。
教育部が最近、校長の喫煙禁止、教師と学生の恋愛禁止などの規定を打ち出し物議を醸していることについても、呉行政院長は「校長の学校での喫煙を禁止しても、自宅までは管理できない。成人した研究生と教師の恋愛も禁止できるはずがない」と指摘した。
背景には、一連の政策が総統選に向けた微妙な時期に野党による格好の攻撃材料となっていることがある。呉行政院長は閣僚に対し、野党やメディアに揚げ足を取られないよう、ねじを締め直すよう求めた格好だ。
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