馬英九総統が９月に「今後10年以内に環太平洋戦略的経済連携協定（ＴＰＰ）への参加を目指す」と表明したことについて経済部国際貿易局（国貿局）の卓士昭局長は10日、「これまで各国との会談の際に、ＴＰＰ参加への意欲を示して支持を求めている」ことを明らかにし、「米国など加盟国はこれを評価し、歓迎している」と語った。11日付工商時報が報じた。
ただ卓局長は、米国が環境物品・サービス（ＥＧＳ）の関税を2012年から５％以下への引き下げるを提案していることについて、「自由化のスピードが速すぎ、各国の経済発展スピードを考慮すべきとの意見が一部の国から示されているほか、ＥＧＳの定義があいまいとの指摘もある」とし、今後も議論が必要との考えを示した。
