ニュース 石油・化学 作成日:2011年11月11日_記事番号:T00033700
中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)は10日業績説明会を開き、第3四半期末(9月末)時点で、122億台湾元(約310億円)の手持ち現金を確保していることを明らかにした。沈慶京同社董事長は、この手持ち現金を使い、中台双方での生産拡大を進めていく意向を明らかにした。11日付工商時報が伝えた。

同社は福建省ショウ州市(ショウはさんずに章)の古雷半島で、台湾聚合化学品(USI)、李長栄化学工業(LCYケミカル)、和桐化学(HT)との合弁による製油・ナフサ分解プラント建設を計画しているほか、さらに中国に新プラントを建設することも検討している。
同社はまた、カプロラクタム(CPL)の生産能力を現在の年30万トンから来年には40万トンに引き上げ、来年第1四半期にも試験生産に入る予定だ。
蔡錫津総経理は「来年はCPLの世界需要の伸びが2%にとどまるが、中国市場は依然供給不足の状態にあり、経営は悲観していない」と述べた。
またアクリロニトリル(AN)の生産能力は年内に23万トンを目指す。
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