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民進党、中国の選挙介入の手口批判


ニュース 政治 作成日:2011年11月14日_記事番号:T00033720

民進党、中国の選挙介入の手口批判

 民進党の陳其邁スポークスパーソンは13日、「中国が台湾の選挙に干渉しているのはもはや秘密ではなく、中国が国民党を支援していることは周知の事実だ」とした上で、中国がさまざまな手口で、馬英九総統の再選を支援しようとしていると批判した。14日付自由時報が伝えた。

 陳氏は中国による選挙介入の手口として、▽調達を隠れみのにした支援▽特定の台湾企業組織幹部を選挙運動に動員▽台湾企業関係者が台湾に戻り投票するよう仕向ける▽対立候補の資金源を断つ▽特定の立法委員に直接、間接の支援を行う──という5項目を挙げた。

 これに対し、国民党の頼素如スポークスパーソンは「民進党は他人を批判する前に具体的な証拠を示すべきだ。5つのシナリオは全く証拠を欠く」と反論した。

 来年1月の総統選まであと2カ月となり、世論調査で馬英九、蔡英文両氏の支持率が拮抗(きっこう)する中、中国が民進党の政権奪還に危機感を強めているのは間違いなく、主に中国に進出する台湾企業関係者を通じた工作は今後活発化するとみられる。