ニュース 社会 作成日:2011年11月14日_記事番号:T00033724
台湾の台北駐カンザス経済文化弁事処(ミズーリ州カンザスシティー)の劉姍姍処長(64)が10日(現地時間)、フィリピン籍のメードに長時間労働を強要した疑いで、米連邦捜査局(FBI)に逮捕され、その後起訴された。12日付中国時報が伝えた。
袁健生・駐米代表は既に米国務省と緊急交渉を行っていると語った(12日=中央社)
劉処長はメードの雇用契約に絡む詐欺の疑いも持たれており、身柄を拘束されたままとなっている。
これについて、楊進添外交部長は「FBIに不当に逮捕された」と事実関係を認めた。台湾外交部は米国在台協会(AIT)を通じ、米国政府に抗議した。
米国は台湾関係法で、台湾の外交関係者に外交特権に相当する権利を認めている。ただ、呉敦義行政院長は「特権は公務執行時にのみ認められるもので、公務と関係ない個人的行為には特権が認められない」と述べた。台湾外交部は米国側に劉処長の身柄保釈を求めている。
起訴状によると、劉処長はフィリピン人メードを毎日16~18時間、週6日働かせた上、雇用契約で毎月1,240米ドル支払うとしていた給与を400~450米ドルしか支払っていなかった。劉処長は「言うことを聞かないと、強制送還される」などと脅していたとされる。
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