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食品業界の台湾投資、今後1年で60億元


ニュース 食品 作成日:2011年11月14日_記事番号:T00033731

食品業界の台湾投資、今後1年で60億元

 食品メーカーが台湾での投資を拡大する。統一企業(ユニ・プレジデント)や福寿実業、聯華食品工業、台湾卜蜂(ジャルーン・ポーカパン)、南僑化学工業、宏亜食品、愛之味など大手が相次いで投資を決めており、今後1年間の投資額は60億台湾元(約153億円)に上る。14日付工商時報が伝えた。

 ここ10年余り台湾では大規模な投資をしていなかった統一企業は、約30億元をかけて新竹県湖口郷の約5万2,700坪の土地を取得し、物流機能と観光地としての要素も持つ総合食品工場を設ける。台湾では6カ所目の食品生産工場となる。

 愛之味の傘下で飲料充填(じゅうてん)を手がける台湾第一生化科技(TBI)は、12億元以上を投じて嘉義県の工場に3本目のペットボトル生産ラインを設置した。年産能力約4億本の既設生産ライン2本が需要に対応できないためだ。

 福寿は1億5,000万元を投じて台中市沙鹿区にペットフード工場を建設。聯華食品は生産能力が不足しているため、8億元余りをかけて桃園県中レキ市(レキは土へんに歴)市に生鮮食品工場を設置、2年後の完成を見込む。南僑と宏亜、郭元益食品はいずれも観光工場を建設する計画だ。投資額は南僑が1,200万米ドル、郭元益が2億元を予定している。