観光業界の見本市、「台北国際旅行博（ＩＴＦ2011）」が14日閉幕した。４日間の期間中、昨年比17.1％増の延べ約25万1,000人が訪れた。15日付工商時報が伝えた。
観光業者によると、今年は▽会場での特売で平均消費額が昨年を上回った▽共同購入が盛んだった▽業者が開幕前から行ったインターネットキャンペーンが大幅に売り上げを伸ばした──といった特徴が見られた。
期間中の売上高4,000万台湾元（約１億円）を目標としていた六福旅遊集団（レオフー・ツーリズム・グループ）は、14日時点の集計で6,300万元に達した。昨年の3,600万元から75％の増収だ。テーマパークの六福村主題遊楽園と来年オープン予定の六福水上楽園のセット券などが好調だった。
台湾最大のホテルチェーン、雲朗観光（L'Hotel de Chine Group）の売り上げも2,000万元を超え、昨年を20％上回った。傘下ホテルの宿泊券が5,000枚、インターネット上での販促分を加えると7,000枚が売れたという。来年は10月26日から開催される。
