ニュース 石油・化学 作成日:2011年11月15日_記事番号:T00033761
総合化学メーカー、東ソーの南陽事業所(山口県周南市)で13日、塩化ビニルモノマー(VCM)のプラントが爆発、炎上する事故があり、操業を中止したことで、VCMおよびVCMを原料とするポリ塩化ビニル(PVC)の価格上昇が予想される。15日付工商時報などが伝えた。
今回の事故では、爆発したプラント1基を含め、プラント3基(年産能力123万トン)が一斉に操業を中断したため、需給への影響は避けられない見通しだ。
事故を受け、台湾株式市場では14日、VCM、PVCを生産する台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチック)の株価が急騰し、華夏はストップ高まで上昇した。
3月の東日本大震災では、日本のPVCプラントの生産に影響が出た結果、台湾と韓国の同業への発注切り替えがあった。今回の火災事故で、日本のVCM、PVCの生産能力は当面影響を受ける見通しで、台湾同業は再び発注シフトが見込まれる状況となった。
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