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ECFAの関税免除、中国は9200万ドル


ニュース その他分野 作成日:2011年11月17日_記事番号:T00033806

ECFAの関税免除、中国は9200万ドル

 中国商務部は16日、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に基づくアーリーハーベスト(早期の実施・解決項目)の実施により、1~9月の台湾による対象製品の輸出額は30億9,200万米ドル、関税の免除額は9,206万米ドルだったと発表した。17日付工商時報が伝えた。

 中国商務部によるとECFA調印により、従来型産業とハイテク産業、金融業が最も恩恵を受けており、中国側の計82社が独資か台湾企業との合弁で台湾に進出、台湾側の投資額は4億1,000万米ドルに上る。

 中国銀行の肖鋼董事長は先月北京市で開かれたフォーラムで、今年上半期に中国銀行と台湾の銀行が相互に行った委託業務の総額は約200億米ドルに上ると明かしていた。

 なお、中国銀行は台塑集団(台湾プラスチックグループ)や台湾水泥(台湾セメント)、華碩電脳(ASUS)など台湾の大手企業グループの中国における主要取引銀行の一行となっている。