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長春集団、中国などで増産に500億元【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2011年11月17日_記事番号:T00033817

長春集団、中国などで増産に500億元【表】

 石油化学グループ、長春集団(CCPG)の林書鴻董事長はこのほど、シンガポールおよび中国・江蘇省常熟市、遼寧省盤錦市おける500億台湾元(約1,300億円)規模の投資計画を始動させると宣言した。シンガポールの案件では、シェルと年間計32万5,000トンのエチレン、プロピレン供給契約を結び、中国の生産能力拡充に対する原料確保を支援する。同計画は2012年末〜13年第1四半期より相次いで新工場を稼動させる予定だ。17日付工商時報が報じた。

 シンガポールでは年産104万トンの新工場を計画しており、年間14億シンガポールドル(約830億円)の売上高が見込めるという。

 中国の盤錦工場は、観測によると、第1期工事に33億人民元(約400億円)を投じ、生産能力40万〜50万トンを計画している。稼動後の年間売上高は500億台湾元を見込む。第2期工事についても既に川上、川下と調達、供給について交渉を開始しており、投資規模は100億台湾元を超えるとみられる。

 一方、同グループ最大の中国生産拠点である常熟工場は、▽銅箔、年産1万8,000トン▽フェノール、同40万トン▽エポキシ樹脂、同5万トン▽ビスフェノールA(BPA)、同13万5,000トン──などの増産計画が進行中で、エポキシ樹脂は間もなく生産を開始する。