ニュース 運輸 作成日:2011年11月18日_記事番号:T00033833
台湾高速鉄路(高鉄)の江金山董事は17日、呉敦義行政院長が高鉄に新駅建設をごり押ししているとして強く反発する意見広告を株主の立場で掲載した。18日付自由時報が伝えた。
呉行政院長は先週の閣議で、高鉄に3つの駅を新設するとした計画の推進が遅々として進んでいないとして、交通部を批判する一方、「(新駅計画への)反対は許されない」などと発言していた。
江氏は呉行政院長の発言を「民主倫理にもとり、集権独裁時代に逆戻りしたようなものだ」と批判。さらに「選挙の集票策として、高鉄に政府のシナリオに従うよう求め、新駅への投資が回収できなくなっても、株主としてそれを追及できないのか」と疑問を投げ掛けた。
政府は新駅建設計画について、高鉄董事会での審議を経ず、頭越しに費用やスケジュールを公表した経緯があり、高鉄の一部株主の反発を招いていた。
このほか、江氏は民意に基づき、高鉄の経営を監視するため、来年1月に選出される立法委員を董事として迎えるべきだと提言した。
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