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製靴の宝成、広東東莞工場で7千人スト


ニュース その他製造 作成日:2011年11月18日_記事番号:T00033836

製靴の宝成、広東東莞工場で7千人スト

 台湾系製靴大手、宝成国際集団(PCC)傘下で、「ニューバランス」ブランドのシューズなどを受託生産する中国・広東省東莞市の裕成製靴廠で、7,000人を超える規模のストライキが発生している。厳しすぎる工場規定や、人員や福利厚生削減計画への不満が原因で、17日には街頭デモも実施された。道路を占拠するデモ参加者を排除するため数百人の警官が出動し、けが人や逮捕者も出ているもようだ。18日付自由時報が報じた。

 裕成製靴は宝成集団傘下で、ナイキ、アディダスなど著名スポーツ用品ブランドの受託生産を手がける裕元工業に属する工場。

 工場側は最近、11項目の新たな工場規定を通知、その中には「7〜8時はトイレに行ってはいけない」など非人道的な項目が含まれるとして従業員の間で不満が高まっていた。

 また先月末には、中間管理職18人を突然解雇。これに対し手続きが違法で補償も不十分と抗議が出て、労使争議に発展していた。会社側は受注減による経営が困難なためと説明しているが、より人件費の安い中国内陸部に移転するための準備との見方も出ている。