ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年11月18日_記事番号:T00033841
中国鋼鉄(CSC)の鄒若斉董事長は17日、来年の世界の鉄鋼市場の見通しについて初めて言及し、安定回復するのは第3四半期との見方を示した。欧州各国の財政危機と中国の金融引き締め策が深刻な影響を及ぼしており、今後1~2四半期は不透明な状況が続くとした上で、来年第2四半期に景気が底入れするかは観察が必要と述べた。18日付工商時報が伝えた。
今四半期はさまざまな要素が経済に与える影響が深刻なため、欧州の顧客がそろって模様眺めを続けているという。在庫が増えてはいないものの、市場に対する信頼感が低いことから需要が弱く、改善するのは1~2四半期後との見方だ。
こうした中、鄒董事長は日本などからの低価格輸入製品に反ダンピング(不当廉売)関税の適用を財政部に求めたほか、科学技術を応用して製品の歩留まりと品質を高めることにより、生産コストを引き下げて世界市場での競争力を高めると強調した。
なおCSCは24日に来年1~2月の台湾向け製品価格を発表する。複数の業者が国際相場に準じた値下げを求めているが、「現在慎重に検討している」と述べるにとどめた。
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