ニュース 電子 作成日:2011年11月18日_記事番号:T00033847
鴻海科技集団(フォックスコン)はこのほど、中国・深圳市で開催されている中国国際ハイテク技術成果交易会(ELEXCON2011)で、カーボンナノチューブ(CNT)を採用したタッチパネルを発表した。同製品は既に商品化できるまでのレベルに達しており、製造を担う鴻海傘下の天津富納源創科技は、中国の携帯電話メーカーと協議を進めているもようだ。18日付電子時報が伝えた。
天津富納源創によると、8インチのカーボンナノチューブウエハーで携帯電話1,500台分の成膜が可能。良品率は80〜90%で、可視光透過率は86〜87%とITO成膜よりやや劣るものの、顧客の反応は悪くないという。同社の現在の月産能力は3.2インチサイズ用で200万枚。
カーボンナノチューブは導電性に優れていることから、ITO成膜の必要がなくなり、駆動ICに採用した場合の生産コストはITO成膜よりも10〜20%削減できるという。またカーボンナノチューブ膜は、伝熱特性や防水効果を持ち強度にも優れている。
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