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Q4半導体生産額、マイナス成長続く=IEK


ニュース 電子 作成日:2011年11月18日_記事番号:T00033849

Q4半導体生産額、マイナス成長続く=IEK

 工業技術研究院・産業経済趨勢研究センター(IEK)によると、第3四半期の台湾半導体生産額は前期比6%減の3,767億台湾元(約9,600億円)で、需要期ながら振るわなかった。第4四半期予測も同4.6%減の3,593億元で下向き傾向は変わらず、通年では前年比11.4%減となる1兆5,205億元の予測だ。18日付旺報が報じた。

 第3四半期は、ギリシャを震源地とする欧州債務危機が欧米市場の購買意欲を削ぎ、ノートパソコンや機能フォン(フィーチャーフォン)などの需要が低迷した。これにより、台湾半導体生産額はIC製造で前期比10.6%減、特にDRAMは24.4%減と大きく落ち込んだ。

 第4四半期も欧米市場の需要が回復しない中、タイ大洪水の影響で価格上昇が見込まれ、薄型軽量「ウルトラブック」を含むノートPCなどの末端需要が抑制される見通しだ。こうした中、台湾のファウンドリー産業の生産額は前期比3.9%減、DRAMメーカーを含むIDM(垂直統合型の半導体メーカー)産業は同7.2%減となり、IC製造全体では同4.7%減の1,790億元となる見通しだ。またICパッケージング(封止)は同4.5%減の600億元、テスティング(検査)は同4.6%減の268億元と予測されている。