ニュース 石油・化学 作成日:2011年11月21日_記事番号:T00033866
エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(エチレン・ビニル・アセテート、EVA)の値下げ競争が激化しており、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)や亜洲聚合(アジア・ポリマー)が追随した場合、業績への影響が懸念される。19日付経済日報が伝えた。
EVAは太陽電池用と発泡体に大別されるが、第4四半期に入り、太陽電池の市況はさらに悪化し、EVAメーカーが太陽電池用から発泡体へと生産品目を切り替えた結果、市場価格の値下がりを招いた。EVA発泡体は運動靴、登山靴、スリッパなどに使用されている。
台聚集団(USI)は太陽電池用が主力で市況低迷のあおりを直接受けたほか、発泡体が主力の台塑、亜聚も、業界各社が発泡体に注力したことで、価格圧力を受けている。
EVA発泡体は通常価格が1トン2,400〜2,500米ドルだが、日韓メーカーは200〜300米ドルの値引きで売りさばいている。台塑と亜聚は現時点で値下げに踏み切っていないが、顧客流出が目立つようになれば値下げを迫られる可能性が高い。
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