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薬剤師女性の実名官能コラム、振られ男が腹いせ


ニュース 社会 作成日:2011年11月22日_記事番号:T00033882

薬剤師女性の実名官能コラム、振られ男が腹いせ

 台北市在住の既婚男性、王英傑さん(58)のかかりつけの診療所に3年前、新しい女性薬剤師Xさんがやってきた。年齢は50歳前後と思われるが、若く見える魅力的な女性で、王さんはときめいた。病気でなくても診療所に行って彼女に会いたい──と、王さんがXさんに交際を求めたのは昨年5月のこと。

 ところが、彼女の返事は「ノー」。見事振られてしまった王さんは、立腹のあまりかXさんを中傷し始めた。「この女は既婚男性好きで、夫のある人は注意が必要だ」と書いた手紙と、Xさんと二人で写っている写真を診療所の医師に送っただけでなく、6月には2度にわたり、「小狗」のペンネームで執筆したコラムを蘋果日報に投稿した。

 コラムは女性薬剤師との交際過程をつづったもので、「純潔なようで実は淫乱」「場所や体位を選ばず」「息が出来なくてもオーガズムがほしい」など露骨な表現が羅列されていた。しかも、2本目のコラムで登場する女性薬剤師の名前は、Xさんの実名が使われており、ふしだらな生活習慣があると暴露していた。

 これを読んだXさんは、明らかに自分のことを示唆していると感じたという。診療所のスタッフも、Xさんのことだとすぐ分かると証言。Xさんは深く傷つき、自殺しようとまで思いつめたが、自分の名誉を守るため、王さんを訴えた。

 王さんは「コラムの内容はすべて事実。2年前にXさんと交際したことがあり、よく一緒にコーヒーを飲み、写真も撮った。妻にも2人の不倫関係がばれ、家庭妨害罪で告訴中だ」と言う。

 しかし、王さんはコラムの内容が事実であるとは証明できず、台北地検署は21日、内容はフィクションだと認定。Xさんの名誉を棄損したとして、王さんを誹謗(ひぼう)罪で起訴した。Xさんの訴えが認められれば、王さんは最高2年の実刑判決の可能性があるという。振られた腹いせの代償としては高すぎるかも。