ニュース その他分野 作成日:2011年11月22日_記事番号:T00033886
経済部が21日発表した10月の輸出受注額は372億1,000万米ドルで、前月比0.67%増(季節調整後の値は2.44%増)、前年同月比4.38%増(台湾元換算では2.40%増)にとどまった。蔡美娜・経済部副統計長は、今年の受注状況は四半期ごとに低下しており、今後は中国の春節(旧正月)向け需要が下支えするもの、欧州債務危機やタイの大洪水の影響で輸出受注全体としては下向くとの悲観見通しを示した。今年1〜10月累計の輸出受注額は3,631億7,000万米ドルで前年同期比8.60%増となった。22日付経済日報などが伝えた。
10月の主要仕向け先別輸出受注額は、▽中国、92億8,000万米ドル(前年同月比8.52%増)▽米国、88億8,000万米ドル(同14.12%増)▽欧州、70億1,000万米ドル(同0.78%減)──となった。米国は小売りと就業状況が予想ほど悪くなかったことから、輸出受注も予測以上の伸びを見せ、欧州向けの不調が際立つ形となった。
主要製品別では、情報通信製品が前年同月比7.17%増と最大の伸びを見せ、98億8,000万米ドルとなった。主にスマートフォンやタブレット型パソコンなどの発売が相次ぎ、需要の落ち込みが見られなかったことが要因だ。一方、電子製品は前年比1.03%の伸びを見せたが、蔡副統計長は、タイ洪水によるPC、ノートPCなどへの影響は今後1〜2カ月で顕在化すると指摘した。
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