ニュース 運輸 作成日:2011年11月22日_記事番号:T00033888
台北港コンテナ埠頭(ふとう)の運営会社、台北港貨櫃碼頭公司は、コンテナ取扱量の減少を理由に、高雄港務局に4番目の埠頭の供用開始延期を求めたものの、交通部に拒否されたことに関連し、商事仲裁を申し立てる方針を固めた。22日付工商時報が伝えた。
交通部は18日、運営会社の要求を拒否し、予定通りの供用開始を求めた。この結果、運営会社は今月27日以降、埠頭を使用しないまま放置しても、年間6,000万台湾元(約1億5,000万円)の賃借料を支払わなければならなくなる。商事仲裁はそれを不服として申し立てるものだ。
台北港では、第1期埠頭2カ所で年間取扱能力110万TEU(20フィート標準コンテナ換算)に対し、昨年実績が43.5万TEUにとどまり、今年も63万TEUと伸び悩む見通しだ。
このため、運営会社は今年8月、第2期埠頭2カ所(北5、北6埠頭)の供用を開始しても需要が見込めないとして、高雄港務局に供用開始の1年延期を提案した。
しかし、港務局が難色を示したため、運営会社は3番目の埠頭については、予定通り供用を開始するものの、4番目の埠頭は延期とする妥協案を提示した。両埠頭は昨年9月に完成し、既に供用開始が3回延期されている。
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