ニュース 金融 作成日:2011年11月22日_記事番号:T00033894
行政院金融監督管理委員会(金管会)は21日、外資による株式の大量空売りによる株価急落を防ぐため、空売りの1日当たりの上限を直近30営業日の平均出来高の20%とする規制措置を導入した。流通株の3%を上限とする従来の規制を大幅に強化したもので、22日から実施された。同日付工商時報が伝えた。
株式市場は連日の下落で、23日にも終値ベースで7000ポイント台を割り込む恐れがある(中央社)
金管会の呉当傑・副主任委員は「空売りは台湾株の取引全体の1~2%を占めるにすぎないが、一部の指数構成銘柄への影響が大きい。指数構成銘柄の株価安定を図るため、空売りが新たな上限に達した時点で、システムが空売りをブロックする措置を取る」と説明した。
例えば、今月18日の取引では、個別銘柄の直近30営業日の平均出来高に当日の空売りが占める比率は、国泰金融控股で49%、中国鋼鉄(CSC)で48%に達したが、新規制では20%を超える空売り取引はできなくなる。
従来の規制では、空売り注文の規模が最大でも流通株の0.1%を占めるにすぎず、上限の3%までは余裕があり、空売り上限は存在しないに等しかった。
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