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CSC子会社、広州美亜の株式81%取得へ【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年11月22日_記事番号:T00033896

CSC子会社、広州美亜の株式81%取得へ【表】

 中国鋼鉄(CSC)集団の中貿国際(CSGT)は21日、臨時董事会を開き、鋼管大手の美亜鋼管廠(メイヤー・スチール・パイプ)との協力関係を強化するため、美亜傘下の炭素鋼メーカー、広州美亜(中国・広東省広州市)の株式81.4%を1億8,500万人民元(約22億円)で取得することを決議した。22日付工商時報が伝えた。

 広州美亜は1995年の設立で、資本金は2億人民元。これまでもCSCから毎年5万~5万5,000トンの原材料を購入する主要顧客だった。CSCは広州美亜を傘下に収めることで、中国華南地区の自動車、家電メーカーへの販路拡大を目指す。特にホンダ、日産、トヨタなど広東省に進出する日系自動車メーカーからの需要を取り込みたい考えだ。

 中貿国際の中国における生産拠点は、広東省仏山市、江蘇省常熟市、四川省攀枝花市の鉄鋼裁断工場に続き4カ所目となる。広州美亜の生産品目別の割合は現在、炭素鋼が90%、ステンレス鋼管と一般鋼管が合計で10%となっている。