ニュース 電子 作成日:2011年11月22日_記事番号:T00033899
市況の先行きが不透明の中、コンデンサーメーカーの台湾金山電子工業、佳邦科技(インパック・テクノロジー)傘下の鈺邦科技(APAQ)、智宝電子(TEAPO)は最近、日系メーカーからの発注シフト効果、およびタイ大洪水により顧客が供給不足を懸念して在庫の積み上げを進めていることから、固体コンデンサーの生産ラインがフル稼働となっている。22日付経済日報が報じた。
金山電子の固体コンデンサー生産のすべてを担うタイ工場は、今のところ洪水の被害を受けていないが、ここ2カ月、供給不足を心配した顧客からの受注が増加し、10月の出荷量は3,000万個を突破、過去最高を記録した。同製品の受注見通しは来年1月まで立っている状態だ。
固体コンデンサー生産最大手、鈺邦の生産ラインもフル稼働状態で、現在中国・江蘇省無錫市で生産能力拡充を進めている。来年同工場が完成すれば、月産能力は現在の1億個から1億5,000個になる。また、月産能力1,500万個の智宝も今月はフル稼働となっている。
証券会社は各メーカーの11月の固体コンデンサーの売上高が10月を上回る可能性があるとした。ただ、第4四半期通期では前期比5~10%減少すると予測した。
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