ニュース 電子 作成日:2011年11月22日_記事番号:T00033900
欧州債務危機がますます深刻さを増し、米国経済の回復が遅れ、さらに中国内需市場の疲弊、タイ洪水によるパソコン業界サプライチェーンへの打撃などマイナス要因が重なる中、プリント基板(PCB)業界では川上の銅箔基板(CCL)や高密度多層(HDI)基板、フレキシブル基板メーカーを含め、今後低迷が1〜2四半期続き、景気回復は来年第2四半期以降との悲観的な見方が占めている。22日付電子時報が報じた。
CCL大手、聯茂電子(アイテック)の馮煌昌執行長は、2012年上半期は今年第4四半期と同様の状況が続くが、来年下半期は新製品が相次ぎ、回復に向かうと予想した。
携帯電話用PCB大手、燿華電子(ユニテック・プリント・サーキット・ボード)は先ごろ、第4四半期の出荷目標を前期比5%増から横ばいに下方修正。回復は来年第2四半期とみて在庫管理を厳格化すると表明した。
また健鼎科技(トリポッド・テクノロジー)も、回復は来年第2四半期からとしている。タイの水害によるPC供給の影響については、需要がなくなったわけではなく先送りされただけとの見方だ。さらに大手メーカーには手持ち現金が豊富にあり、08年の金融危機のような状況にはならないとみている。
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