ニュース その他製造 作成日:2011年11月23日_記事番号:T00033920
リチウム鉄電池メーカー、長泓能源科技の陳明徳董事長が22日、現在建設を進めている中部科学工業園区(中科)后里園区の新工場に、さらに約10億台湾元(約25億円)を投じて新たに工場を設ける計画を明らかにした。追加工場は2013年第1四半期から酸化リチウム鉄バッテリーセルの生産を始め、同セルの生産能力で世界最大の拠点を目指す。23日付工商時報が伝えた。
長泓は中科にある台塑長園能源科技(フォルモサ・エナジー&マテリアル・テクノロジー)の工場で既に酸化リチウム鉄バッテリーセルを試験生産しており、現在の月産能力は60万アンペアアワー(Ah)。生産規模を拡大するため后里園区に5ヘクタールの新工場を建設し、同セルの生産ラインを4本置く予定だ。15年には月産能力を3,260万Ahに増強し、毎月16万個の生産を目標としている。
陳董事長によると、中国・安徽江淮汽車が同セルを購入し、リチウム鉄電池として組み立てて自社の電気自動車(EV)に搭載することが決まっている。また、三菱重工業や住友化学、ライオンなどが長泓との協力に関心を寄せているという。
長泓は最近、資本金を11億3,800万元に増やしたばかり。将来は30億元に増資する。
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