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台中~平潭島高速フェリー、30日に就航


ニュース 運輸 作成日:2011年11月24日_記事番号:T00033942

台中~平潭島高速フェリー、30日に就航

 中国が海峡西岸経済特区の拠点と位置付ける福建省・平潭島と台中を結ぶ高速フェリー「海峡号」が今月30日に就航する。冬季シーズンは週2便の不定期運航となるが、来年3月からはさらに1隻が加わって毎日運航となる。往復運賃は4,500〜5,000台湾元(約1万1,400〜1万2,600円)で、金門島・馬祖島経由のいわゆる『小三通ルート』の6,500元より割安となる見通しだ。24日付工商時報が報じた。

 「海峡号」を運航するのは台湾の華岡船務と中国の国航遠洋、平潭島現地政府傘下の投資会社が合弁で設立した「福建高速客滾航運」。華岡船務の洪清潭董事長は、来年3月には日本のフェリー会社と台湾に合弁会社を設立し、1万トンクラスの高速フェリーを同航路に導入する計画だと語った。

 このほか華岡船務は、宜蘭県蘇澳〜花蓮にも大型フェリーを運航させる計画について政府に遠隔地補助を申請しており、洪董事長は、これが実現すれば、台風でたびたび土砂崩れが起き、通行止めとなる蘇花公路を補完する交通手段となると強調した。また同航路と台中~平潭島航路をセットにした中国人観光客向けツアーも可能だとしている。