ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中台間で年内に5行の支店、開設認可へ


ニュース 金融 作成日:2011年11月24日_記事番号:T00033945

中台間で年内に5行の支店、開設認可へ

 台湾の行政院金融監督管理委員会(金管会)と中国の中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は23日、台北で事務レベル担当者が会談し、中台双方の銀行による支店開設認可を急ぎ、年内に中台間で5行の支店開設計画を認可することを含む4項目で合意した。会談は金管会の桂先農銀行局長、銀監会の范文仲・国際部主任の間で行われた。24日付工商時報が伝えた。

 年内認可で合意したのは、台湾側の▽台湾銀行上海支店▽玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)東莞支店▽台湾中小企業銀行(台湾企銀)上海支店──と中国側の中国銀行、交通銀行の台湾支店。桂局長は「既に支店開設を申請しているケースについては、年内に認可する方向で努力することに合意した」と述べた。

 その他の合意内容は、▽台湾の銀行6行が中国に開設した支店の人民元業務を速やかに認可すること▽人民元融資の対象となる「台資企業」の定義を「中国の商務、工商管理部門の企業許可文書に「台資」と記載されている企業とすること▽台湾資本の銀行を優遇する「緑色通道」の範囲を21省・市・自治区とすること
──。

 緑色通道とは、▽台湾の銀行と外資系銀行が同時に支店開設を申請した場合、台湾の銀行による申請を優先的に認可する▽支店開設の審査時間を短縮する▽沿海地区と中西部・東北部で同時に支店開設を申請することを認める──とするものだ。