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保険会社にRBC試算要求、金管会が株安受け


ニュース 金融 作成日:2011年11月25日_記事番号:T00033972

保険会社にRBC試算要求、金管会が株安受け

 行政院金融監督管理委員会(金管会)銀行局はこのほど、保険業界に対しリスクベース自己資本比率(RBC)の試算を緊急に求め、24日までに提出させた。台湾株が一時、10年移動平均線を割り込む中、株価変動が保険各社のRBCに与えている影響を精査するのが目的だ。25日付工商時報が伝えた。

 株価が急落すると、保険会社は保有株の含み損を計上しなければならず、RBCの低下を招く。このままでは、保険会社がRBCの低下を避けるため、決算期末の今年末に向け、保有する台湾株を大量に手仕舞い売りし、台湾株の下落に拍車がかかる可能性が指摘されている。

 先ごろ加権平均が7,000ポイントまで下落した際、保険業界団体の中華民国人寿保険商業同業公会は金管会に対し、今年末から来年にかけての暫定措置として、台湾株の含み損の計上比率を現行の100%から30%へと変更し、RBCの低下を防ぐことを提言した。金管会も計上方式の変更を視野に検討しているもようだ。