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9連休の12年春節、日本やバリ行きフライト満席状態


ニュース 社会 作成日:2011年11月28日_記事番号:T00033995

9連休の12年春節、日本やバリ行きフライト満席状態

 来年の春節(旧正月)は9連休(1月21〜29日)。長期休暇が取れるとあって、海外旅行を予定している人が多く、人気の高い日本やバリ島行きのフライトは既に満席状態になっている。

 中華航空(チャイナエアライン)によると、渡航先の人気上位は、バリ、東京、北海道。東京は東日本大震災の影響で激減していた観光客が戻ったようだ。韓国や東南アジアの短距離路線も満席状態に近いが、クアラルンプール、福岡、ソウルは比較的予約率が低いので、キャンセル待ちをすれば、予約が取れる可能性もあるという。

 長栄航空(エバー航空)で人気が高い上位3位は、オーストラリア、北海道、バリ島で、香港、マカオ線の予約率は85%を超えている。復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)は、春節間近の1月17日以降の予約率は9割を超えており、台北発上海行きの予約率は95%に達している。

 タイの大洪水被害の影響で、外交部はバンコク都および24県への渡航に対する警告レベルを依然、最高の「渡航すべきでない(赤)」としているため、旅行会社はタイ行きツアーを中止している。ところが、春節期間中のバンコク行きは満席状態。近年タイで春節を過ごす若い個人旅行客が増えていることや、中華航空が1日3便だった台北発バンコク行きを、来年2月8日まで1日2便に減便していることも原因のようだ。

 9連休と長期で休暇が取れることから、欧米やオーストラリアなど遠方への旅行も人気だが、国際原油価格の高騰により、ツアー費全体の5割近くを航空券代が占めるヨーロッパや北米行きツアーの場合、料金は今年より10%値上がりしている。

 東南アジア行きツアーの場合は、値上がりは5%前後にとどまっているが、日本行きは円高の影響でツアー費は10%以上アップ。例えば、北海道4泊5日ツアーは最低6万台湾元から。出発日が春節休暇後の1月29日以降になると、一挙に4万5,000元以下と安くなるので、休暇が取れる人なら狙い目かもしれない。