ニュース 金融 作成日:2011年11月28日_記事番号:T00034001
中央銀行が25日発表した10月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の伸び率は前年同月比5.12%となったのに対し、M2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は同5.54%で、M1Bの伸び率がM2の伸び率と逆転し、下げ相場の指標とされる「デッドクロス」が過去4年で初めて出現した。26日付工商時報が報じた。
中央銀行経済研究処の陳一端副処長によると、10月の定期預金残高は12兆8,600億台湾元(約32兆8,000億円)、外貨預金も627億元増えて2兆6,300億元とともに過去最高を記録、一方で普通預金は10兆4,900億元に減少しており、市民の投資市場に対する不信感を示すと指摘。しかし、M2は32兆元、M1Bは11兆元で、さらに10月は貿易黒字が33億米ドル、台湾人による海外投資資金の台湾域内への流入が496億元に上り、「市場の資金は豊富で、かつ国内のファンダメンタルにも問題はない」と強調した。
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