ニュース 石油・化学 作成日:2011年11月28日_記事番号:T00034006
台湾中油(CPC)の黄登祥・石化事業部執行長は、例年はハイシーズンとなる春節(旧正月)2カ月前の現在も需要が冷え込んだままで、台湾の石油化学業界に一足早く冬が到来したと指摘した。CPCは第4ナフサ分解プラントの年次保守を12月初旬に前倒しするほどで、操業再開がいつになるかも分からないと語った。28日付蘋果日報が報じた。
黄執行長は、欧州債務危機が長期にわたり世界経済に影響を及ぼしており、川下メーカーはいつになったら景気が回復に向かうか見極められず、在庫積み増しに踏み切ることができない状況だと分析。世界的に需要が減っている上、中東で新たな生産能力が稼動して供給量が増えていることも今年ハイシーズンの異常な景気低迷の要因だと語った。
このほか、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)エチレンプラント3基の稼働率も下がっており、年産能力120万トンの第3オレフィンプラント(OL3)にいたっては稼働率が8割まで低下している。
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