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柿「1斤2元」広告の真偽、与野党が舌戦


ニュース 政治 作成日:2011年11月29日_記事番号:T00034028

柿「1斤2元」広告の真偽、与野党が舌戦

 民進党が農産物の値下がり問題に関し、柿の卸売価格が1台湾斤(約600グラム)2台湾元(約5円)まで下落しているなどとする宣伝広告を打ったところ、その真偽をめぐる論争が巻き起こっている。29日付中国時報が伝えた。

 民進党の広告を虚偽と主張する国民党は27日から、各地の党支部を通じ、民進党から「2元柿」を1斤3元で買い取るとするキャンペーンをインターネット上で開始し、1日で2,500人が呼応した。

 また、劉政鴻苗栗県長と柿栽培農家は、民進党の広告を虚偽と批判した上で、民進党から地元産の柿を1斤10元で10万斤購入すると表明するとともに、民進党に3日以内に謝罪することを求めた。

 一方、民進党の陳明文立法委員は、嘉義県内の柿農家の取引伝票を示し、1級品が1斤7元、2級品が6元、3級品が2元と書かれていると指摘。「生産コストだけで10元かかり、苦労が無駄骨だ」などと指摘した。

 柿の主要産地、嘉義県の柿農家は中天テレビの取材に対し、「1斤2元で売られている柿は規格外品だ」と話し、通常の卸売価格は1斤8〜12元だと説明した。