ニュース 石油・化学 作成日:2011年11月29日_記事番号:T00034038
中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)は28日、中国江蘇省でのフェノール工場建設を董事会で決議した。同社初の海外進出となり、投資額も115億台湾元(約300億円)と、1994年の民営化後の最大規模だ。経済部投資審議委員会(投審会)の認可が下りれば着手する。29日付経済日報が報じた。
同社は台湾で唯一ナイロン原料のカプロラクタム(CPL)を生産しており、売上高に占める割合は約6割に上る。フェノールはCPLの原料で、中国でのフェノールの需要増加、およびCPLの原料調達を考慮し、工場建設を決めた。今回の中国投資案が順調にいけば、今後は同工場でCPLなどの川下製品へ事業を拡大するもようだ。
沈慶京・同社董事長は先日、今後は生産量に制限を受けることがないよう原料調達で主導権を握るとの考えを示していた。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722