台湾麦当労（台湾マクドナルド）は30日、分厚いビーフパティと濃いチーズが特徴の新製品、４オンス（約113グラム）ハンバーガーを発売した。単品79台湾元（約200円）と比較的高価格。ファストフード業界で近年、低価格や割引が目立つ中、新市場を開拓して、高単価商品の売上比率を全体の30％まで高めたい考えだ。30日付工商時報が伝えた。
台湾マクドナルドは12月１〜２日、４オンスハンバーガーと一緒に撮影した写真を提示した人に、各店舗先着150個、合計10万個を無料でプレゼントする。写真の中の４オンスハンバーガーは現物でなく広告用ポスターなどでよい。発売に先立ち２億元を投じて全店舗に新しいグリルを設置したほか、３旗艦店の全面改装も行った。
李意雯マーケティング副総裁によると、台湾人の年間牛肉消費量は2008年の3.87キログラムから10年に4.91キロへと増加。同社のビーフパティのハンバーガー販売量も06年の1,270万個から昨年3,150万個まで増え、過去５年では合計１億個以上が売れた。
