ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年11月30日_記事番号:T00034073
ステンレス大手の燁聯鋼鉄(YUSCO)と唐栄鉄工廠は29日、12月の熱延・冷延製品価格について、台湾域内向け、輸出向けともに引き下げを決めた。値下げ幅はそれぞれ約2.5~3%。欧米の景気悪化で市場の需要が低迷しており、原料となるニッケル国際価格の急落を引き起こしていることが背景にある。30日付工商時報が報じた。
ニッケル国際価格は10月のスポット価格が1トン平均1万8,800米ドル、11月平均は同1万7,900米ドル、現在は同1万7,200米ドルで推移している。
これを受けてYUSCOは、12月の台湾域内向け300系熱延、冷延製品で1トン当たり2,500台湾元(約6,400円)、輸出向けは同50〜80米ドル引き下げた。400系は域内、輸出向けともに据え置いた。
唐栄は、台湾域内向け熱延、冷延製品で1トン当たり3、000元、輸出向けは同110米ドル引き下げた。
証券会社は、両社の値下げが売上高に影響を与えるのは避けられないとの見方を示した。ただ業界では、ステンレス価格は現水準で底打ちし、今後反発するとみている。
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