ニュース 建設 作成日:2011年12月1日_記事番号:T00034089
内政部営建署が30日に発表した住宅需要動向調査によると、第3四半期はぜいたく税導入で、不動産取引は全体として減少したが、台北市の住宅価格は上昇を続け、前期を9%上回る1坪当たり62万2,000台湾元(約160万円)となり、過去最高を更新した。住宅価格は2008年の金融危機当時に比べ、既に2倍に値上がりした。1日付経済日報が報じた。
住宅価格は調査地域全体で年収の平均9.2倍となり、前期の9.0倍を超え、過去最高となった。ただ、台北市に関しては、住宅購入予算の低下を反映し、前期の16.2倍から14.3倍へと低下した。新北市は10.1倍で過去最高だった。
政治大学の張金鶚・地政学系教授は「台北市の住宅価格が一段高となったのは、ぜいたく税分が住宅価格に転嫁されたからではないか。上昇は一時的なもので、購入需要は急速に減退しており、高値は維持できなくなる」と指摘した。
台北市以外の住宅価格は、大半が横ばいか下落で、新北市は前期より6%下落し、1坪当たり27万4,000元となった。
第3四半期の住宅売買戸数は4万6,000戸で、前期を16.5%下回った。ぜいたく税導入効果で、台北市では20%、新北市では16%落ち込んだ。
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