ニュース 電子 作成日:2011年12月1日_記事番号:T00034102
プリント基板(PCB)大手、燿華電子(ユニテック・プリント・サーキット・ボード)は30日、宜蘭県・利沢工場の第2期拡張工事が完了し、試験生産に入ったと発表した。投資額は40億台湾元(約102億円)。1日付経済日報が報じた。
同工場では今後、4層エニーレイヤー構造HDI(高密度多層)基板が月間200万枚生産可能となる見込みで、新北市土城工場と合わせた3層以上のHDI基板月産能力は台湾最大の600万枚に達することになる。
同工場には、スマートフォン向け商機の獲得を目指して最新設備を備えた。許正弘ユニテック総経理は、第4四半期の出荷は景気の影響を受けるものの、来年春節(旧正月)以降は、スマートフォン新機種の発売が相次ぐため、3月には成長を回復すると楽観している。
スマートフォンやタブレット型パソコンにおけるHDI基板需要の拡大に伴い、PCB各社は近年、同基板製造プロセスの拡充を積極的に進めている。しかしハイエンドスマートフォンは、比較的難易度の高い3層エニーレイヤー構造基板を採用しており、大部分のPCBメーカは依然、参入できていない。そのためユニテックはこれを商機と見て、来年下半期にもさらなる工場拡張を計画している。
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