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ネコが手を貸した?窃盗犯逮捕をアシスト


ニュース 社会 作成日:2011年12月2日_記事番号:T00034109

ネコが手を貸した?窃盗犯逮捕をアシスト

 「猫の手も借りたい」とはよく使うフレーズだが、警察の捜査に手を貸したネコが嘉義市に現れた。

 1日深夜11時ごろ、嘉義市・長栄派出所の林瑞明副所長が、道路で交通違反の取り締まりを行っていたところ、道端に座っていた黒と白の毛をした野良ネコが近づいて来た。すぐそばをバイクや車が走っていたため、危険だと思った林副所長は、懐中電灯で追い払ったものの、一向に動こうとせず、逆に愛嬌を振りまくかのように彼の足に体をすり寄せてきた。

 ネコはその後も林副所長のそばを離れず、じっと林副所長の取り締まりの様子を眺めていた。林副所長が2段階左折を無視して走行してきた1台のバイクに停止を命じたところ、ネコは突然「ニャー」と一鳴きし、バイクの上に飛び乗った。

 まったく動こうとしないため、とりあえず取り調べを進めた林副所長は、このバイクがその日の朝、盗難届が出されていたものであることを発見。即座に運転手を窃盗容疑で逮捕した。その後、一連の手続きを終えて林副所長が辺りを見回したところ、ネコの姿は煙のように消えてなくなっていたという。

 バイクに乗っていた容疑者はネコを飼ったことがなく「どうして自分だけが注意を引いたのか全く分からない」と不思議顔。林副所長も、ネコはおろかペットさえ飼っておらず、思いがけない「ネコの手」を借りられたことに「不思議なこともあるもんだ」と驚いている。

 動物病院の医師は、ネコは警戒心が強く、神経質な性格のため、簡単に見知らぬ人に近づくことはなく、今回の出来事について「非常に珍しい」と指摘している。ただ、昨晩は急激に冷え込んだめ、ネコが寒さに耐え切れず、人肌やバイクのエンジン熱で暖を取ろうとしただけのような気もするのだが...